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  • フラット35 12月は金利を据え置きました

    あけましておめでとうございます。

    昨年は大変お世話になりました。

    今年度もどうぞよろしくお願い致します。

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    さて、住宅金融支援機構(東京都文京区)が民間金融機関と提供するフラット35の2020年12月の適用金利が発表されました。
    ◆融資率9割以下で返済期間が21年以上35年以下の

    主力タイプの金利幅は…
    1.31%(前月より±0.00%)~2.06%

    12月には、金利を据え置きましたので、魅力的なサービスを提供していました。

    融資率9割以下で返済期間が20年以下の金利幅は以下の通りです。
    1.22%(前月より+±0.00%)~1.97%

    中期に関しても金利を据え置きました。
     

    ◆融資率が9割超で返済期間が21年から35年以下の
    タイプの金利幅は…1.57%~2.32%

    ◆融資率9割超で返済期間が20年以下のタイプの
    金利幅は…1.48%~2.23%

    以上のようになっています。

    12月のフラット35は、全ての金利を据え置きました。多くの金融機関が、中長期の固定金利を引き下げた中、フラット35は金利を据え置きました。
    メガバンク・ネット系バンクも金利を引き下げましたがフラット35は、元々の金利が低く、安定的に低金利の状況ですので圧倒的に有利です。
    今月も引き続き長期固定の金利は、フラット35が強く、魅力的なサービスを提供しています。
    そして、他の金融機関に比べて審査が通りやすいのもフラット35の魅力のひとつです。

    ◆2020年12月の住宅ローン金利の傾向

    住宅ローン金利は、一部の金融機関が中期固定及び長期金利を引き下げました。
    住宅ローン金利が不安定な状況は、変わっておらず、今後も乱高下する可能性が高いでしょう。
    ここ数か月は、金利が上がる月と金利が下がる月を交互に繰り返しております。また、今月の金利は、下がりましたが世界の金利を左右する米国債10年物の金利は2か月連続で上昇しており今後は日本の金利にも影響を与えそうです。

    12月に入ってから、新型コロナウイルスのワクチンに認可が初めておりるなど、今後の世界に大きな影響を与えるニュースが相次いで報道されています。本当に新型コロナウイルスのワクチンや治療薬が開発され、世界に行き渡ったとしたら、一連の新型コロナの問題は収束するはずです。
    そうなった時、世界を待っているのは、景気対策のために使ったお金をどうするのかという難題でしょう。景気が正常化していけば、金利は間違いなく上がっていくでしょう。
    そうなると住宅ローンの利用を検討している方は、これまで以上に金利動向に注意が必要です。

    ◆各住宅ローン商品の金利動向
    ●変動金利
    メガバンク・ネット系銀行、ほとんどの金融機関が金利を据え置きました。
    しかし、三菱UFJ銀行だけが変動金利を引き下げました。
    基本的に、変動金利は、殆どの金融機関が金利を動かさないのですが、数か月前に住信SBIネット銀行が金利を引き上げたりと今迄にない動きとなっております。

    ●固定金利
    中長期固定金利は、新規の借り入れに関してはほとんどのネット系銀行は金利を引き下げました。
    メガバンクは、みずほ銀行と三井住友信託銀行が金利を引き下げ、三菱UFJ銀行と三井住友銀行とりそな銀行が金利を据え置き、対応がわかれました。
    フラット35は、金利を据え置きましたが、今迄の低金利から安定的に魅力ある水準で提供しており、候補に1つにすべき住宅ローンであることに間違いありません。

     

    それでは、また。