木製サッシは良いサッシですよね。
室内に木の見える面積が多くなるのは想像以上に癒されると言いますか落ち着きます。
厳密にいえば木の骨組みで外部をアルミで覆っているサッシ 木製アルミクラッドと言いますけどね。
デメリットとして良く言われているのは、メンテナンスが必要で大変だということです。
個人的には、全てが木で出来ているサッシですとそれは大変だと思います。
外側も木なわけですから当然紫外線や雨風の影響をダイレクトに受けます劣化もするでしょうし、メンテナンスが追い付かないのは当然でしょうね。
でも、木製アルミクラッドの製品(輸入の商材を扱う業者なら木製と言えば普通は木製アルミクラッドのこと)なら外部はアルミで覆われているからよほどの施工不良でもない限りはアルミサッシと変わりはないはずです。
使い勝手の面では、引違いの窓は基本的にはありません。
気密を重視するので、窓が動くのは片方がけで、片方はハメ殺しです。ですから、日本でよく見る窓は使いませんね。片方しか動かないので窓の掃除が出来ないのです。
多いのがダブルハングやシングルハング、オーニングやケースメントといったデザインです。
このタイプなら窓ふきも出来ますしね。
でも、ダブルハングやシングルハングは結構開けるのが重いんです。これも欠点かな。
あとは網戸の取り外しに慣れが必要だったり、コマの調整に慣れが必要だったり、細かな部品の供給に少し時間とお金がかかることぐらいでしょうか。
ちまたで言われている様なことは、あまり無いように思います。
アルミであろうと木製であろうと当たり前ですが、窓の取付方法を熟知した職人が十分注意をしてキチンと取り付ける。
これさえ出来ていればどちらでもさほど変わりは無いように思います。
その他では窓を付ける大工さんが大変です。(笑)
国産は、窓を付けるときは、窓枠を付けてあとからガラスや網戸を付けます。
窓枠だけを構造体に付けるので軽いものを付けるから施工が楽なんですね。
でも、木製のサッシは大変です。最初からガラスや網戸がセットされているから
まずは網戸を外して傷つけないように別にして保管します。
ガラスなど簡単に外せるものはなるべく外して軽くしてから取り付けます。
2階に付ける掃き出しサッシは大変です。片方はガラスが外せても片方はハメ殺しですからすごく重くて・・・。
4人がかりで足場の間をキズを付けないように所定の場所に持っていく、
この作業がどれだけ大変なことか・・・。
デザインを重視して2階の吹き抜けにおしゃれな大きいなハメ殺しのサッシなんてもう大変。屈強な職人さんが6人くらいは必要ですからね。(笑)
取付の苦労はありますけど仕上がったときの美しさは格別です。
良く分かっている工務店さんや設計士さんで木製アルミクラッドの窓が付けられると良いと思います。
マーヴィン http://www.marvinjapan.co.jp/