無垢の床材といったも色んな種類があります。
輸入住宅に携わって来たので、ここでは輸入の床材についてお話しいたします。
今から17~18年ほど前、平成10年頃の輸入住宅といえば
圧倒的にオークの床材が多く使われていました。
厚さは19㎜、幅は50㎜ほどで長さは乱尺でケースに収まっているものが主流でした。
幅が50㎜と狭いのでいくら枚数を張ってもなかなか張り切れずに
大工さんが苦労をしていたのを思い出します。
当時のオーク材は北米の物が多く輸入されていたので、
木目が綺麗で艶も良く高級感にあふれていました。
その後、バーチやメープルなどの樹種も出回るようになる中で、
生産を中国で行うメーカーも出てくるように、価格は安くなったのですが、
仕上りや木目などはかつてのオークとはかけ離れてしまったように思います。
円安も進み北米からの関税が流通しにくくなる中で、
mirageやrobbins、bruceといった北米の床材を扱う商社や建材業者は
全く見なくいなりました。
弊社もコストがかかるので、提案することも少なくなりましたが、
本物のオークの木目は本当にきれいです。
いつかまた使いたいものですね。
一方で10年くらい前から多くなったのがパインの床材です。
針葉樹の床材でロッジポールパインという呼び方もありますが、
多くは北米のSPFに代表される針葉樹の床材です。
広葉樹に比べて柔らかい感じと温かみがあることから広く普及しております。
価格も広葉樹よりも安いので人気があるのでしょうね。
弊社でもよく使う床材です。
代表的な広葉樹のメーカーです。